
18日午前10:30ごろ、いしかわ動物園で空中散歩中のオランウータン「ブロトス」が地上約10メートルから転落した。
ブロトスは園内を逃走し、来園者が一時避難する騒ぎとなったが、約40分後に職員が麻酔銃で眠らせ捕獲した。
貸し出し用のベビーカーを壊しただけで、来場者や職員にけが人もなく、ブロトス本人も元気だということ。
ただ、空中散歩はしばらく中止。
気温も上がって晴天が多くなってきたこの頃、近日中に子供を連れて行こうと思っているだけに少し残念だ。
空中散歩の仕組みは、数本の高さ10~13mの鉄塔の上に木製のデッキが設置されている。
鉄塔と鉄塔の間にはロープが張られ、オランウータンがそのロープを利用して移動する。
デッキの下には逃走防止用の柵が設けられており、微量の電流が流れている。
普段から柵に触れないように飼育してるが、今回は柵に触れたブロストが驚いて転落してしまった模様だ。
動物園側は「原因を調査し、再発の防止に努める。同様の施設を使っている『朝日山動物園』に事例を報告する」としている。
ブロストは「落ちないオランウータン」として人気で、合格祈願バッジのモデルにもなっていた。